ゴンタ、脱臼す!あのCMでおなじみのお気楽ごん太君と同じ名前だけど あんなに優しそうな顔じゃあないよ。こわもて・・・。 でも性格は、優しくて思いやりがあって、何といっても 気が小さい・・・体はデカイんだけど、と言うかおデブ。 そのデブが災いして、とうとうやってしまった。 いつものようにボクたちのお庭で弟のキンタと 遊んでいたときのこと。 遊ぶときはいつも太いロープを咥えて引っ張りっこしたり 鬼ごっこしたり、プロレスしたり。 その時はキンタの得意なキックボクシングをして じゃれあっていたんだよ。よその人が見たらまるで 闘犬・・・・らしいけどね。 ママさんもパパさんもすぐ近くで雑誌を読みながら 話をしていた。こんな風にパパさんやママさんと 一緒にいる中でボク達3匹が遊びまわっている時間が とっても幸せなんだ。 キンタの強烈な右フックをかわしながら、こちらも 負けじと右アッパーを浴びせた次の瞬間、右手の着地に 失敗し肩から落ちてしまった・・・そう、この重い重い ボクの全身の体重を肩にかけて落ちてしまったんだよ。 何が起こったのか一瞬わからなくて、でもなんかおかしい。 座ることは出来ても右手が地面につけられないくらい 痛いんだ。へにゃあああ、となってしまっている。 むむむ、いったいどうしてしまったのだろう。 すぐにママさんとパパさんが駆け寄ってくれて 「大丈夫だよ、すぐに治してあげるからね」と言って 痛い右手をあちこち触ってる。「ホントに痛いの わかってんのかなぁ」と思いつつ・・・。マジ痛かったぜぃ。 そのうちにパパさんが「脱臼だ、肩を入れないと」とか 何とか言い出して、ボクはママさんにギュ~~っと 抱きしめられて嬉しくて、ぽぉぉぉっとなっている間に パパさんがボクの痛くてたまらない右腕を思いっきり引っ張って いる。痛みの限界に来たとき、コンッて音がした(ような気がした)。 そしたら、パパさんが「入った・・・」と。 何がなんだかわからないけどちゃんと歩けるようになったし 痛みもほとんどなくなった。 しばらくハウスでおりこうにしていたらまた走れるように なった。キンタとのプロレスごっこはしばらくお預けって 言われたけどね。 もう一度ママさんにぎゅぅぅぅぅっと抱きしめてもらえるなら また怪我してもいいかな、なんて思ったボク、むふふ。 ボクって小さい頃から暴れん坊だったからよく怪我をしたらしいけど。 やんちゃなキンタもたまに怪我するよな。 チビタはほとんど怪我とか病気とかしない。うーん、やっぱ雑種は強いのか。 みなさんも怪我とか病気とかしないように気をつけてね。 パパさんママさんの想いはいつも“愛犬元気!”らしいから。 |